磐梯熱海温泉/貸切温泉の宿
深山荘
好評連載
女将の繁盛記
突然パート2


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vol.14 ”秋の終わりに…”

まだまだ半袖で頑張る息子に対抗していた私だったが、 ついに自分からぶ厚い毛布を出した。 さらに電気カーペットのスイッチまでも私が入れた。 ちょっと年を感じてしまった。自分では、まだ20才の頃と変わりないと 思っていたが、もう素肌を出して素足でなんてとんでもない。

そんな10月の上旬、さらに私はパンチをくらった!! 主人が会合でいない夜、子供3人とのんびりとTVを見て のんびり食事して、のんびり風呂へでもと…いう時、末娘をトイレへと思って 抱き上げたその瞬間”ギク”。腰が悲鳴をあげた。助けて――――という声さえ 出ないくらい……もう泣いていました。 子供達を風呂へ入れるなんてとんでもない、長女にすべてを頼み、 私は風呂で立っていました。 普段ワンパクな息子が「ママ、シャワーかけてあげようか?」と かけてくれた。甘えん坊の末娘でも「ママ、痛いの?マーちゃんのこと 抱っこ出来ないの?」と心配顔。 なんといっても長女がたくましく見えました。 弟、妹の洗髪をして体を洗ってやり、着替えをさせて歯磨きのはてまで…。 痛いところになんか嬉しくて、また涙が出ました。

さて私もいつまでも立ってはいられない。長女の手を借りて 横になるも「あっいたた―――。」上向きにも横向きにもなれない。 明日、学校があるから寝てというのに長女は心配して眠れないと一緒にいた。
そんなところにパパご帰宅。時計は夜中の昼間をまわったところでした。 「何、まだ起きてたの?」自分の帰りを待っていて起きていたかと思っている。 「パパちが――――う、ママ、ギックリ腰!」とおこる長女。 あちゃ―――とパパ……。一晩は痛くて眠れず。

次の日、パパや子供達に着替えさせてもらい、カイロの先生を呼んで治療してもらいました。 前回はバスマットを取ろうと思って左の腰をギクッ、今回は娘を抱き上げて右の腰をギクッ。 全治まではまだ掛かりそうです。 かれこれ1ヶ月になろうとしていますが、まだいまいち。 私が具合が悪いと皆でシュ――――ンとしてダメなんですね。 何をするにもママがいないとね。 痛かったけど、優しくしてもらえて嬉しかった。 皆様も…中腰は絶対にダメです。

ところで春は桜が秋は紅葉がといって今年もまた終わる。 人は消えゆくものに心を動かされるとつくづく感じます。 紅葉もほぼ終わりに近づき、落ち葉となり舞い降りる。 うるしの赤色、いちょうの黄色、もみじの橙色、すばらしい自然色を目にした。 これがもしかしたら、冬への心の準備なのかもしれない。

春の恵みを待つから冬の厳寒を耐えられるのかもしれないと感じた10月の終わりでした。


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