パートVI vol.2 3・11 あの日から二週間
必ず春はきます。
あの日 あの時の地震がこんなにも 生活を一変させた。
幸いにもここ磐梯熱海は一軒の倒壊家屋はない 温泉街も大丈夫
濁った温泉も数日で平常に戻りました。
変わったのは … お客様
地震当日 お泊まりになられたお客様が無事に帰宅されてからは 被災者の方 避難者の方の受け入れとなりました。
空気も変わりました。
日々 普通が普通と平常に暮らしていたのに
家族が揃う温かさは言葉にならない。
テレビで流れる映像に絶句たまらなかった…
私どもには温泉も水 地震にも強かった地盤もあります。
今は出来ること 被災された方 避難されてきた方に添うことと思い 温かく受け入れ 過ごしております。
これからは更に 復興支援でこられる皆様を受け入れ少しでも深山荘としてお手伝い出来ることをやっていきたいと思っております。
地震当初から沢山のお客様親戚 知人 友人よりの心配の電話にメール お手紙と本当に感謝いたします。 少なからず食料不足やガソリン不足もありました。そんなときに温かい差し入れ ガソリンもまだままならないときに自分ものを分けてくれるという友人たちに感謝はつきない。
また 3月 4月 5月予約のお客様には こちらより復興支援のために お部屋の提供をお願いしましたところ 皆様心よくお受け頂きましたことに まずは御礼申し上げます。
今は寒いけど きっと暖かな陽射しの中 春がきて 桜も咲くでしょう
今年の桜は違う
頑張ってます 東北!頑張る 福島!! 負けない 深山荘!!!
最後に
この二週間 震災により深山荘に被災 避難されていたお客様
ここからまた西に向かって行くために ここをあとにして 手を握り長く生きたからかと泣いていたおばあちゃん
小さな子供さんを抱えてどんなに大変だったか 良く眠れましたと若いお母さんが言っていた目には涙がありました。
どうか笑顔が戻る日がそう遠くはないよう 今はただ願うだけ…
まずは 近況とお礼まで