福島県 磐梯熱海温泉 全館貸切できる宿 旅館 深山荘

2011年がまもなく暮れようとしています。
大激震のこの2011年 これほどに色々な事を考えたことはありません。

家族っていいね。元気でいられるっていいね。
仕事があるっていいね。
今日も笑えたね。
この日々がどんなに幸せなことか…

謹賀新年！のスタートには幸せを願ってお屠蘇を口にしたけれど
3・11がいろんなことを変えました。
ことの他、東京電力福島第一原発事故
今までの暮らしは何であったのだろうか？
沢山の怒り、憤り、沢山の不安、悲しみを日々感じた。
まもなく10カ月がたとうとしているが
未だに抱えているものは重い。

今まで放射能なんて考えて生きていましたか？
普通の暮らしの中 被曝なんて子供に伝えてきましたか？

3月15日　本気で家族で避難しようと入っているガソリンで
行けるところまでと話し合いしたけれど、
我が家の仕事が宿屋だったことで、原発事故避難者の受け入れが始まりました。
ガソリンがなかなか求められず 買い出しには徒歩、自転車
リュックサックを背負い買い出しは懐かしい。

食料のないなか振り絞った知恵はクリープで作ったクリームシチュー。
これは大好評となりあの当時の宿泊の皆様からはアンコールが出た一品。

どんな時にも、食することの喜びは忘れてはならないとあのとき心から思った。

トイレットペーパーやシャンプーや石鹸がなくなりかけたときに、
親戚や知人ご近所旅館さんから分けていただいたこと、
米不足が心配された中譲ってくれた農家の方。

今も忘れないご恩です。

沢山沢山沢山の方々からの電話やお便り、メールは今も続いています。
この繋がりはこれからも大切にしていきたいと思う毎日。

風評被害だけではなく、間違いなく実害の福島県。
これからが大変な苦境との闘いと感じている今。
宿屋で生きるしか今は方法がないのだから
お越し頂けるよう、そしてお越し頂けたなら
精一杯のおもてなしに努めることで伝えてゆきたい。
繋がってゆきたい。



佐藤家
先日12月生まれの誕生会兼忘年会を開催しました。
納豆白菜！噂のケンミンショーで有名になりました実家のじいちゃん12日、
我が家の長女13日、そしてパパことオーナー19日の誕生会。
写真はそのときのもの。

あの納豆!!白菜!!撮影のときにも長男不在でしたが
今回も野球の練習とあり残念ながら… 細腕!?女将はカメラマンです。

8月にはばあちゃんが手術したり、女将の足の怪我
痛いことも多々ありましたが元気さは忘れていません。

中学生となった次女は姉の跡を継ぎ!?バレーボール部に入部。
近頃ママに背比べを挑んできた…ついにママを少し超えた!?みたい。
ママが佐藤さんちでは一番ちびになったのです。

長男は来春 よりＴ大学一年生。11月入学を決める。
2月には大学の寮に入るようです。大学野球をやるべくまもなく入寮、寂しくなります。近頃 何を目覚めたか深山荘の皿洗いデビュー。
この忙しさの中助かっています。

長女は大学ではユニホックに治療院でのアルバイトに勿論!!多分!?勉学に励んでいるものと三年生になれるかな…
めでたく二十歳になりアルコール解禁(笑)
飲み過ぎ注意です。

パパ、ママ　一時二人とも少しスマートになったのに…ここへきて大きくリバウンド (涙)
新年に誓います。 必ず必ず変身を
いつでもどこでも寝られるこの精神が悪い！
歩かない！食べない!!寝ない!!!
運動するとご飯美味しい (-.-)ビールがすすむ(..) 寝るから育つ(>_<)

じいちゃん、ばあちゃん チャーミーグリーン！のコマーシャルに出られる位ラブラブ。
夫婦漫才を毎日見せてくれます。
まだまだ元気でいてね。
孫たちの応援団だから。

深山荘に佐藤家に関わりを頂いた皆様
ありがとうの一言では足らない感謝ですが、
更なる成長をお伝えできるよう頑張って行きます!!生きます。


本当に2011年 お世話になりました。

皆様にとり新年が、よき一年となることだけを願っています。

最後に幸せは人から与えられるのを待つだけではダメ！自分からつかみにいかなくちゃ
といいきかせて
ゆく年くる年を迎えたいと思います。


追伸

女将は年賀状を書き始めました。
皆様の今年一年のご心労をお慰めしながら、来る年の幸せを祈念しながら…。

今ほどずっと気になっていた宮城県のお客様に電話をしました。
震災直後より電話で安否確認がとれずに心配していましたが、ようやく話すことができました。
ご家族皆さんお元気で…「深山荘の おばちゃんを覚えてるかな？」とお姉ちゃんに聞いたら覚えていてくれました。
深山荘のホームページをお気に入りに入れて見ていてくれたそう(^-^)ありがとうございます!!
本当に本当にありがとうございます。


年賀状、皆様のお顔を思いながら書いています。

女将が幸せに感じること。それはお客様に添えたこと…。